2019年5月15日
リーガルテック株式会社
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2019年5月7日 株式会社ストライク様の M&Aonline に書籍の紹介記事をご掲載いただきました。

データテック

2019年5月7日 株式会社ストライク様の M&Aonline『GAFAの次の覇者はだれか。データ解放革命が世界を変える』に弊社新刊書籍『データテック』の紹介記事をご掲載いただきました。

【記事概略】

ネクストGAFAは

IT業界のやっていることは、データベースという檻の中にデータを閉じ込める「囲い込み」だが、このビジネスモデルは限界に来ています。やがて到来するデータのXML化はデータの解放を促します。XMLが活用できれば、既得権益者にとっては権力基盤を失うことになるため、彼らは「データの解放」に二の足を踏んでいます。「データの解放」は一部企業だけが担えばよいのではなく全体で取り組む必要があります。ブロックチェーン活用の本質もこのデータ分散革命にあります。この革命によりデータの流通の自由度が上がると利益はデータの持ち主に還元されるようになるはずです。

日本にチャンス

日本は「生産革命」に成功したが「IT革命」においては、世界の潮流をフォローできず、遅きに失した感があります。この「データ解放革命」によって再び覇者の座に返り咲くことができるか?現在の第四次産業革命において方向転換さえ上手くできれば、日本経済にも再びチャンスが巡って来ます。

AIはまだうまくいっていない

現在はAIブームと言われますが、AIプロジェクトは殆どの場合、利益を生み出す段階に至っていません。なぜならAI(人工知能)を利用するためには、データに「定義」を付すという中間作業が膨大に発生し、コストを押し上げてしまうためです。その問題に対する解のひとつが「XMLデータの自動生成」です。我々AOSは自社の法律検索エンジンを開発する際、「自動タグ付け」に成功している。これはすごい発見で、大袈裟に言えば次世代の検索エンジンを作ることが出来たのではないかと思っている。中間作業のコストを抑制して、XML化したデータは検索速度を向上させることが出来る(つまりコストダウンと作業の効率化を両立できたことになります)。

これらの効果をもっとも享受出来そうなのは、医療(医療費の削減)、金融(新たな金融サービスの創造)、法務(業務の自動化)の分野ではないでしょうか。「既存データのXML化」は、効率化を推し進め、大きな変革をもたらす考えられます。M&Aの分野においてはAIが理解できない紙の契約書を、XML化することによりAIが理解・判断できるようになるため、業務効率が大幅に向上することが期待されています。

97%のデータは検索できない

XMLの誕生から20数年が経過しましたが、現状はあまり利用されていないと言えます。その理由のひとつに「扱いにくいフォーマット」であることが挙げられます。しかし、XMLの自動変換を経験すると、実際に動くし、早いし、コストの低減も図ることが分かります。Googleの検索エンジンでは、法律、健康、資産状況などの核心的なデータを検索することは出来ません。我々がいま利用できるデータは、すべてのデータのおよそ3%程度と言われ、依然としてGAFAの影響力が強いと捉えられていますが「まだ勝負はついていない」と言うことが出来ます。残り97%のデータの解放を、各々がより積極的に推し進めることで、より早く世界が「ネクストGAFA」の恩恵を享受できるようになっていくと考えています。

(ご参考)株式会社ストライクM&A onlineGAFAの次の覇者はだれか。データ解放革命が世界を変える


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