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2020年2月26日
リーガルテック株式会社
東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MT森ビル4F

企業内フォレンジック™、リーガルテック社が「独占禁止法違反AuditTech」開始
〜企業が自力で独占禁止法違反に対応するために〜

eディスカバリ、フォレンジック、VDR、及びリーガルインフラ LaaS でLegalSearch.jp、Tokkyo.Ai、Keiyaku.Ai を提供しているリーガルテック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木 隆仁)は、社内不正を未然に防止する「AOS Forensics ルーム AuditTech 独占禁止法違反調査」の提供を開始しました。

「AOS Forensics ルーム」独占禁止法違反 調査事例
https://www.fss.jp/case-antitrust-violation/

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■ AOS Forensics ルーム AuditTech と独占禁止法違反

GAFA規制など世界中で独占禁止法違反への監視の目が厳しくなっています。日本でも公正取引委員会が様々な企業に独占禁止法の違反による排除措置命令や課徴金納付命令などを出し、目を光らせています。このような状況になると、企業は信用失墜など、社会的に大きなダメージを受けることになり、何らかの対策が必要となります。談合や不公正な取引、受注調整などは取引先とメールやチャットでやり取りされることが多く、これらのデジタルデータを調査する有効な手段としてデジタルフォレンジックが注目されています。

社内にインハウスのフォレンジック調査室を設置すれば、メールから問題のあるやり取りを検出したり、消されてしまった証拠データを復元して調査をすることができ、問題の発生を早期に検出することができるようになります。「AOS Forensicsルーム」は、企業内において、不正調査を行うことを目的として、企業内に設置されるフォレンジック調査官が作業を行うための専用ルームです。

■ 独占禁止法の違反行為による排除措置命令

独占禁止法は、自由経済社会において企業が守らなければいけないルールを定め、公正かつ自由な競争を妨げる行為を規制しています。具体的には、私的独占の禁止、不当な取引制限(カルテル、入札談合等)の禁止、事業団体の規制、企業結合の規制、独占的状態の規制、不公正な取引方法の禁止などがあります。実際に公正取引委員会が排除措置命令を行なったのは、2016年度が11件、2017年度が13件、2018年度が8件となります。

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排除措置命令件数等の推移(公正取引委員会)
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2019/jun/190605.html を加工して作成

■ 独占禁止法違反の申告件数と課徴金額の推移

独占禁止法の規定に違反するとして、公正取引委員会に寄せられた申告件数は、2016年度は、7,224件、2017年度は、5,578件、2018年度は、3,620件となり、納付命じられた課徴金額の総額は、2016年度は、91億4千万円、2017年度は、18億9千万円、2018年度は、2億6千万円でした。

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申告件数の推移(公正取引委員会)
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2019/jun/190605.html を加工して作成

■ AOS Forensics ルームの活用メリット

企業が独占禁止法違反対策として、AOS Forensics ルームを活用する効果として、予防法務としてのメリット、早期発見のメリット、事後対策としてのメリットの3つが期待できます。

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  1. 予防法務:
    独占禁止法の違反に対する、AOS Forensics ルーム導入のメリットは、会社が定期的にメールなどのデジタルデータ監査を行なっていることを社内に告知することにより、問題のある取引の発生を防止する抑止効果です。
  2. 早期発見:
    談合や不公正な取引などの兆候が検出された場合に、専用のフォレンジック調査室があり、不正調査を社内で行えることには、大きなメリットがあります。不正の証拠を早期に検出できれば、課徴金減免制度の申請を行い、ダメージを最低限に抑えることができます。
  3. 事後対策:
    独占禁止法の違反が判明した場合には、企業は、迅速な対応が求められます。社内にフォレンジック調査室を備えておけば、問題を起こした社員を特定、処分を決定し、再発防止策を早期に策定することができます。また、調査費用を抑えられるというメリットもあります。

■ 企業内フォレンジック™調査のプロセス

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「AOS Forensics ルーム」は、フォレンジック調査ソフトやハードウェアをコンポーネントで構成されたシステムとして提供し、調査室の設置、システムの使い方、フォレンジック調査の方法、調査官の教育及び研修、調査支援などを行い企業内・フォレンジック調査室の構築を支援します。

「AOS Forensics ルーム」独占禁止法違反 調査事例
https://www.fss.jp/case-antitrust-violation/

■ AOS Forensics ルームのデモルームもご用意しております

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リーガルテック株式会社本社にて「AOS Forensics ルーム」実演モデルルームを設置しております。企業が自力で不正調査を行うためのソリューションとして、リーガルテック社の20年以上のフォレンジック調査のノウハウを結集して、実際のフォレンジックルームの設置からツールの導入、フォレンジック調査のレクチャーまでを全てワンストップでご提供します。モデルルームでは、実際にツールをお使いいただいたり、デモをご覧いただき、企業内フォレンジック™を体験していただくことができます。

企業内フォレンジック™「AOS Forensics ルーム」 実演モデルルームについて

https://www.fss.jp/forensic-room/demo/

【リーガルテック株式会社について】

  1. 称:リーガルテック株式会社 代表者:佐々木 隆仁(ささき たかまさ)
  2. 立:2012年6月
  3. 所在地:東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル4F
  4. 資本金:5,100万円
  5. U R L:https://www.aos.com/

1995年創業のリーガルテックの老舗。AOSテクノロジーズ株式会社の100%子会社として2012年に設立。以来、eディスカバリ、フォレンジック、VDR、及びリーガルインフラ LaaS で LegalSearch.jp、Tokkyo.Ai、Keiyaku.Ai を提供している。2015年には犯罪捜査や企業の不正検証の技術で国民生活の向上に著しく貢献するとして第10回ニッポン新事業創出大賞で「経済産業大臣賞」を受賞。